グレアム・ギングルズ(Graham Gingles)
《A Curious Box of Curiosity for Mr. O》
ミクストメディアによる壁掛け彫刻、木とガラスの箱による構造
高さ65cm x 幅41cm x 奥行26cm / 高さ25.59in x 幅16.14in x 奥行10.24in
本作品は一点物です
真贋証明書付き
すべての作品は、選ばれた時と同じ細心の注意を払って梱包され、輸送されます。
グレアム・ギングルズ(1943年、北アイルランド・アントリム州生まれ)は、アイルランドで最も卓越し、独自性の高い彫刻家の一人であり、1970年代初頭から制作を続ける親密で謎めいた箱型構造作品によって国際的に高く評価されている。ベルファスト美術大学で絵画と銀細工を学んだ後、ホーンジー美術大学およびローマの英国スクールで研鑽を積み、1980〜81年には北アイルランド芸術評議会の奨学金を受けた。ほぼすべて手作業で制作される、壁に掛けられる精巧な木とガラスの箱の中には、小さな演劇的世界が収められており、一つの作品の完成に一年を要することもある。
《A Curious Box of Curiosity for Mr. O》は、ギングルズが自らの閉ざされた世界を、名もなきイニシャルの人物へと向けて捧げるという、彼の作品群にしばしば見られる手法に連なる一作である。匿名の「氏」は、鑑賞者、コレクター、あるいは距離を置いて自らの創作物を見つめる作家自身を象徴しているのかもしれない。そのタイトルに忠実に、この作品は「珍品陳列棚(キャビネット・オブ・キュリオシティーズ)」の系譜に連なり、その内容を、誰か他者による発見のために配置された、物、象徴、そして小さな謎からなる私的なコレクションとして提示している。何が集められ、なぜ集められたのかを、じっくりと見つめるようにという誘いなのである。
《A Curious Box of Curiosity for Mr. O》を所有することは、ある意味で、自分自身が「O氏」になることを意味する。すなわち、精巧に築き上げられた私的な世界の、意図された受け手となることである。これは、アイルランド近代美術館やアルスター博物館と並ぶ機関にその作品を収める、独自の職人技を持つ作家からの贈り物である。それは、制作に注がれたのと同じ、注意深く忍耐強いまなざしに応えてくれる作品である。























